GIRLS KUNGFUってどういうもの?,  世界の武術いろいろ,  天と空と龍神と~カンフーと生きる日々

武道・武術・ダンス業界の人は驕りやすい

こんにちは皆さん

いきなり朝からこんな話題を書きたくはないけど
常々思ってきたことでもあるし
この問題提起をしないと先に進めない気がして、書いてます

ちなみにこのブログでは、いつにもまして
正直な思いとか問題提起とか、ストレートにぶつけたいと思ってます

他のブログでは私もかなり優等生(あれでも)していると思うけど
ここではもっともっとストレートです

さて本題。

もちろんこれは自分自身にも言い聞かせていることであって
自分にも問いかけ続けていきたいことです

長いことボディムーブメント系の人々との付き合いがあり、
超有名人から駆け出しの人までいろいろな交流がありました

ボディムーブメントと言っても、武術をやっている手前、
例えば中国武術はもちろんのこと、日本のあらゆる武道、それにダンス。

それから整体などの、能動的でも受動的でもあるようなボディ施術の分野の人々。

 

それで感じたこと。

 

武道・武術・ダンスの世界の人たちは驕っている人が多い。

世の中では、特に武道なんて武士道みたいなものじゃないかと思われていて、
精神性を重んじ、精神も鍛えているはずだから、
きっと謙虚で慈しみがあり、静かで物事を俯瞰できる人たちだと、
そうじゃないと武道や武芸などできないと、思われているかもしれません

少なくともそういうイメージはありますよね

またカンフーにしたって、金庸が描く主人公たちのように、
正義感にあふれ弱きものを助け、義と礼を重んじて、精神修行も当たり前、
つまり金庸が好んで強調した、
武術家にはなければならないものとしての、
義侠心にあふれた人々がやっているものだと思われているかもしれません

少なくともそういうイメージは、ありますよね

というか、少なくともそういう理想を体現していてほしいですよね

 

でも現実には、武道も武術もダンスもそうした精神性の高さからはかけ離れています
正直に言っちゃいますが…

もちろん精神性を磨くことを第一に考え、戦いより競争より自分を律することや克己のために
武術をやり修練している人もいるでしょう。そういう人は大抵、自分の成績を自慢したり、
誇示したり、偉そうに御託を並べたりはしないはずです

 

しかし私が見てきた現状は、かなしいものがありました
私は武術家とは、本来金庸が描いているような義侠心のある「騎士」そのものだと思っていたのです

 

ところが、

ある人は自分の実績と経験をたてに威張り、ある人は先生でもないのに技についてあれこれ注意指導し、
ある人は自分のやっていることが「崇高」だと言わんばかりに、世間一般とは違うもんね~という態度です

私の感じでは、武道系の人たちは強さと技の知識をやたら披露して威張ったり、勝手に指導する傾向が強し。
これは武術系、格闘技系の人もしかり。

ダンサーはそういうことはほとんどないですが、その代わり自分の「作品」へのプライドとか
自分のしていることは俗ではなく、何かすごい、崇高なものだというプライドが強く、
上手さとか演技力とか優勝成績、シルエットなどをやたらに比べあい、嫉妬と承認欲求が強し。

 

そして、教室生徒との確執があったり、教室が大きくなってくると
生徒同士の「派閥」までできてしまい
それに自分もはまって自分も平気で生徒たちの悪口。

自分のやり方・演武・技を少しでも誰かに指摘されると
反撃して怒りだす

うちの先生もそうです…生徒と生徒の悪口をずっとしゃべってます、お昼休みなんかに。

 

特に顕著なのは、こういうボディムーブメントの世界はやたらに大会が多いですから、

才能のある人は、小さいころから今までの間に勝ちを沢山とってきたような人たちは
そのプライドが子供のころから肥大化していて
そのプライドに少しでも触れるような言動に敏感に怒りをぶつけます

また、どういう基準で得ているのかは本当に流派によりますが
師範やマスターなどの称号を得て、師匠師匠、と周りから言われ
すっかり天狗になって、裸の王様になってしまっている人も
数しれません

そしてまた、この世界はあらゆる意味で競争の世界でもあるので
うわべは仲良く、でも中身ではすごく嫉妬しあっています
嫉妬がその人をだめにしてしまうことも大いにあります

 

武術にあこがれて、金庸小説の主人公たちにあこがれて、
この世界に入った私には、目も当てられないエゴが乱れていた世界でした

 

今年になってから、ラインにグループチャットというのがあるのを知り
さっそくいくつかの武術武道系のグループに入りましたが、
ここでもさっそく、ラインいじめにあいました

グループチャットについて、グループチャットの主さんが運営に悩んでいるというから、
語りあっている中で、自分はこう思う、と最初はただ励ましのために言っただけなのですが

グループ内で番長をやっている(らしい)武道家が、
要するに「生意気を言うな」ということらしく、攻めてきました

でも私には私のやり方がある、と対抗しました
こういうとき、耐えて、黙ってやめればいいのに、どうしても黙ってられないところが
私の幼稚なところなんです

すると相手は決闘でも申し込む勢いで私を攻め、
いつしか集団心理で「そうだお前がわるい。お前が生意気なんだ」と
次々と、理屈もなく私への攻撃がはじまりました

でも悔しかった私は
「それで本当に武道をやるつもりですか皆さん!!」とかまた攻められるようなことを言い
そこを去りました

それでもまだ、どうにかして私のアカウントを探し出したその番長が
アカウントに文句を言ってきたので、ラインに通告を出したら止まりましたが・・・

他の武道武術系のグループでも、炎上みたいなことはありませんでしたが、
私が技のやり方について質問したら、
「そんな珍妙な技をやるならまず合気道をやりなさい」

などと言われて正直あぜんとしました

珍妙な技?
私が聞いたのは正統な呉式太極拳のある技のことです

でも、その人は日本武道が専門だが中国武術もやっているといっていて、
その経歴は長いようなことを書いてましたので当然何かヒントでもくれるかなと思ったのです
でも実際にはまったくわかんなかったんでしょう
いきなり合気道をやれと。合気道なんて全然知らないし、専門外だ。大体質問と話がかけ離れすぎてる…

でも、そこで「それはわかんないな~、経験不足でごめんね」
とか言えないのが低級レベルの、武道・武術家の傾向なんです
そこで攻めてくる人はアホレベルです

わかんないと認めること自体がプライドが高すぎてできない。
そうなっちゃうんですね、長くやって、長く褒められて、長く教える立場にいると。

別に偉くもなんでもないのに、自分は偉いと思っちゃうんですね

そういう意味で、とにかくムーブメントの関係の人はプライドがすごいです
プライドが足かせになっています

正直まだ師匠や先生レベルの人で、本当に謙虚な人に会ったことがありません

 

最近の話ですが、今はコロナなのでなかなか密でこういうレッスンはできないですよね?
そこでオンラインレッスンを受けることにしました

私の師匠はしばらく修行に出てしまったので、
どこか違うスクールで、習いたいことがあったので応募してみました

でもどこか変だなと思ったのです
そのスクールのサイトを見ると、まるで
スクールというよりは「ショッピングモール」でした

それほど、いろいろなものが見切れないくらい販売されていて
明らかにカンフーを出汁に儲けよう根性が見えてきました

あげくには、家電製品まで売っているのです
これにはなんかあきれてしまって、本当にここは武術のスクールなのかどうか、
確かめる必要があるなと思いました

だってもう、インターネットの販売なんてダミーが多いじゃないですか
商品が来ないとか、商品が壊れてたとか、お金払った時点で連絡なしとか。

 

武術の学校なのに、なぜ家電製品まで売っているのか、
試しに聞いて、その答えで学校の質が決まるな、と判断しました

大体私はネットショッピングっていうのは商品来ないとかが多いので
アマゾン以外は先に何かショップに質問をします
それで誠実対応だったら購入します
そもそも、ショップや学校自体がない場合もありますからね
電話が通じなかったり…

 

で、なぜ「家電製品」を売っているのか聞いたところ、
いきなり
「なぜカンフーマスターにそのような質問をするのか?失礼ではないのか?」
と返事がきました

 

え?いいじゃん。
なんで家電売ってんの?
カンフーマスターとか関係ないじゃん。

その学校は中国武術を教えるといいつつ、今ヨーロッパで流行の
ヨーロッパを拠点としたカンフー学校でした

で、その男はヨーロッパ人で、西洋の人で東洋にあこがれる人って
自分がちょっとお坊さんになっちゃったり、
武術なんかやって「マスター」(って何を指すのかわかりませんが)
とかになると、いきなり威張りだすんですよね。

自分は他の普通の西洋人とは違う、東洋思想を会得した「偉い人」なんだぞ、
みたいなのが強く出る、東洋人以上に傲慢が出ます
それは自分は他の西洋社会にはない何かを得た特別感がすごいからです
東洋人は、カンフーも空手も柔道も、別に普通に思うじゃないですか?

でも彼らには「東洋のもの」というのは、何か神秘を帯びた、一種の解脱の手段であり、
よほど自分を律していないと、自分への特別意識と自己陶酔を引き出してしまいます
自分と他の合理的西洋人とを差別化する意識に陥ってしまうのです
それは本当は劣等感でできています

 

で、またここでも私は黙っていればいいのに
「あなたは武術をやっているのではなく、東洋の何かにただあこがれているだけで、
傲慢さだけが大きくなっているんですね。こういうバーチャルリアリティーの時代には、
まずその学校が本当に存在するのかどうか、調べたいと思うのは消費者として当たり前です。
ましてやあなた方は武術といいながら家電製品まで売っているじゃないですか。だからなぜ
武術と家電が関係あるのか、最初に確かめたかったんです。」

もうここまで来ると、この質問自体がギャグに見えますわ。
だってもう、売っている商品の数といったらヨドバシカメラに対抗してんのかよってくらい。

それでも、オンラインレッスン受けたかったからあえて真意を聞きたかったのですが…

 

「君は僕らのスクールのことをそもそも知らないということがおかしいんだ。この世界的なスクールの、世界的な
マスタ-である僕を知らず他の師匠も知らないとは恥とは思わないのか?」
「この世界的武術スクールの栄光を知らないならば、その質問に答える必要はあるか?普通なら知っていて当たり前の
権威あるスクールのすることが、おかしいのではないかと君は問いただし、僕らをばかにした」

だっておかしいじゃん。
家電製品まで売って。
(しつこいけど)

そんなスクール見たことない。

とまあ、こんな感じだったので、それ以来この「世界的スクール」とはさよならしました

 

で、まあここでも、武術家の傲慢とかプライドが嫌というほど見えたわけですね

いろんなところでこういうのが見えてきます
普通に音楽レッスンとか言っている方がずっと楽しいです
普通にコーヒー教室とか手芸とかしている方がほっこりします
それほど、こういうボディムーブメントの世界は、傲慢さが際立っています
そもそも戦いを主とする世界。
血気盛んで負けず嫌いが大いに決まっています。
だからいざとなったら、攻めて攻めて、力で圧倒してしまえという感じがはびこっている

偉いとなったら、徹底的に偉く、威張るのが当たり前。
だから、これから武道・武術・ダンスなどをしたい人は、そういう現実もおさえておいた方がいいです

だから、こんなんじゃ普通に質問とかできないわけです

普通に気軽に気を抜いて話もできない
皮肉なことに、カンフーではファンソンが大事で、いかに力を抜くか、力まないか、が大事なのに、
相手と話すだけで緊張して力んでしまう

いつも相手に異様に気を使って、相手を褒めほめしてあげなければ
会話が成り立たないなんて、人も技もこの業界自体が成長しないですよね

 

あのラインのグループチャットでもそうでしたが、
自分を偉いと思っている武道家はとにかく自分のやり方を少しでも指摘されると
業火のごとく怒りだします

 

ダンサーもしかりです
ダンサーは怒らないけど機嫌わるくなります
自分のダンスにプライドがありすぎるために、またここでも競争社会がすごいために、
ダンスは素晴らしい感動をあなたに与えますとか言いながら、
実はすごいレッドオーシャンなダンス業界。
理解されないとイライラぷんぷんと不機嫌になる

ダンスと武術と格闘技。
それってジャンル違うんじゃない?と思うかもしれない
でも古代には、ダンスと武術は一緒のものでしたから、
ダンサーと武術家と格闘家ってどこか似ているところがあるのです

 

またこういう人たちが実際にスクールをやって教えていると
傲慢教室になるので、言い方も教え方もことごとく威張り腐っている

 

何が偉いのか?

何がマスターなのか?

誰がマスターであろうが、私らには関係ない

こういう世界は狭いのでその内輪の世界だけで互いに褒めあい、
互いに嫉妬しあい、その内輪しか知らない人が多いです

 

 

こういうのが嫌だなと思っているところで、
この武術家電学校の自称マスターに怒られたので、
私はもう本当に武術が嫌になりました

 

武術界とは、私が考えるような世界ではないのでした
私はいまだに、本当に義侠心のある尊敬できる先生を見つけていません
見つからないのかもしれません
人間なんてそんなものなのかもしれません

よく私も「ヒーラーに期待するな、ヒーラーも醜い人間だから」と自嘲気味に言ってきましたが
自分もまた、武術といえば崇高な精神修養であり、精神的に意識の高い寛容な人たちがやっていて

教えているのだと、どこかで理想の師匠を探してきたと思います

でも人間はどこまでも俗物なのでした

 

わかっていても、この件あの件でがっくり来た私は本当にやめようと思いました
この世界に深入りすればするほど、そういう人間に沢山出会うことになるからです
つまり、「尊敬されないと気が済まない」「ほめられないと気が済まない」
「そのやり方が正しいといわれないと気が済まない」人たちの集団であり、集団的エゴに巻き込まれるということです

武術をやればやるほど、関わる人が多くなり、関わる事案が増えるわけで
こういう人たちに傷つけられることも多くなる、なんて矛盾しているでしょう

 

私のこうしたがっかり感を救ってくれたのは、一冊の本

中国武術秘訣: 太極拳・君子の武道

清水豊著

でした
そこには、まさに私が思っていること、そして理想としている武術のありかたが
しっかりとした信念と経験と知識をもって書かれていたのです

ああこの先生がいい人ならいいな。
時に書いていることと全然違う人もいるから・・・
それも人間社会。

 

理想を言えば、多くの武術仲間を持ち、語り合い、教えてもらい、
楽しみ、感動をもらい…という経験をしたい

でも、今は逆に、離れています

とりあえずは、ルーズすぎて参っているけど、
うちの武当山の師匠や師兄は、いい人だからね
うちの日本の学校の先生も。

人に完璧を求めちゃだめだよね。

だけど、それでもボディムーブメント業界にありがちな
傲慢、というエゴは、やっぱ考えるべきテーマなんじゃないかな。

これからカンフーをやりたい、武術・武道・ダンスをやりたい人は
こういう世界はやっぱ

1.子供のころから大会ばかりで競争意識が当たり前
2.競争意識が当たり前だから他者と常に比較している(無意識に)
3.負けず嫌いが多い
4.すぐ人を指導したがる
5.つまり威張りたい、見せたい、すごいといわれたいというエゴが強い
6.自分だけが正しいと思っていて考えをまげない

 

などの傾向があることを、念頭において、決して理想化しないで入門してください
個人でずーっと練習することもできるけど、
やっぱり人の中で成長していくものなので人とのかかわりは
最低限でもあります

良き師匠に出会うことは伝統技術においては特に重要なことです
良き師匠に良き仲間に出会えますように…

 

 

 

 

 

 

 

 

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