中国ドラマレビュー,  地球と個人が新しくなる時代へ

ライジング若冲と陳情令

年始だったか、NHKでライジング若冲っていうのをやってました

永山瑛太と中村七之助が 性別を超えた深い愛情を体現する…
って何これ結局 BL?

と思い驚きました
NHKまでもがBLなんて話題づくり以外の何物でもなく、
特にLGBTとか性別と人権とかがテーマになっていないことは
予告からでもわかりました

もう、ブロマンスやることには間違いない感じでした

これ、明らかに2gether・ 陳情令の影響。

製作側が否定しても絶対影響してる

もう世の中売れされすれば BL一色になっていくの?

あれだけツイッターで最近のBLドラマについて物申すとばかり、批判し続け、
書いてきて、もう終わり、って思ってたら

もうこの話題について書かない、と決めた
今日まさかあんなドラマを見ることになるとは

でも中身は一体どうか気になって仕方なく、結局見ましたが、

完全BLだな…

やること言うことまあテレビで流せる範囲でね

しかも中身薄いし、
いくら否定されようと陳情令の人気の影響がちらほら

実際の陳情令は、ガチで無料放送するとあれこれ世間から言われそうだから
さけつつも、陳情令の影響が見え隠れする

そもそもあれが人気だから日本でも堂々正月特番で制作してみたんだろう

でも決定的に陳情令が勝ち
迫力が段違い

陳情令は、政府の意向もあり原作の持つBL要素を省いているのに
肖戦と王一博の演技のうまさから、
どうしても彼らが愛し合っていることがわかってくるドラマ
愛し合っている、とは言っても、制作人の努力によって義兄弟的に
本当に大事にしあっているというレベルの表現に留めているのは
制作人・俳優両方にそう表現できる力量があったからだろう

それに比して、セリフも動作もBLモードに入っているのに、
なぜか愛し合っている感じが全く伝わらない瑛太と七之助の演技

そもそもが、若冲という只者ではない人物を演じた
中村七之助に目力が全然ない。
瑛太も、なんか軸がないというか核がないというか
見かけじゃなくてオーラがヒョロヒョロしてた

魂こもってない。

言われた役をやっている、それだけに見えた

私はドラマの陳情令をBLとしては見たくない勘繰りたくない
でも愛を感じさせてしまう力があの2人の演技には有り余っていた

大げさかもしれないけど、命かけてでも演じ切るという気迫が
肖戦にも王一博にもみなぎってメラメラとしていた
(キラキラしていたともいえる)

比してライジング若冲というのは互いの愛が何も描けていない
本当は愛し合っているが出せない、その分愛が強くでてきてもいいのに
表現できてないというかしていないというか・・・

何というか、ぶっちゃけ言えば
男同士だもん、やっぱ愛し合ってるっていう気分で演じられないよね

という、恥じらいとお互いへの遠慮さえ見えた

それに加えて、物語自体がまるで面白くない

今日の若冲を見ての収穫があるとすれば、
陳情令の2人が、悔しいほど迫真に迫る演技ができること、
認めたくはないがドラマでもぎりぎりのところではあるが
ブロマンス以上の愛が描けちゃってることがわかっちゃった

比べるものが日本で出てきてしまったので、
返ってドラマ陳情令の凄さが分かってしまい、

BLじゃないのに肖戦と王一博の演技のうまさと深さ、
愛し合っていることを表現しきってるのが分かってしまった

でも中村七之助様は女形をやる
BLじゃなく、本気で女の役でもやろうと思えばできるんじゃない

実際彼の歌舞伎の女形見てると、色っぽくカッコいいのはなぜ?

ドラマではその寸分も出せていなかったのはなぜ?

日本でもこうしてBL解禁になっていき、
ブロマンスとかいいつつ少しずつ本当の同性愛ももっと描かれるようになっていくのだろう

それは何度もしつこく書いているように、
興味本位か、
腐女子に売らんがためなのか、
それともLGBTの人権主権を主張するためか
よくよく考えてから作ってほしいし
一度やると決めたらまだまだ社会では繊細な分野であるだけに
しっかりとした意図と情熱をもって演じてほしい

私がBL嫌いなのは、今のところその大半が興味本位だと思うから。
特に性的な意味での妄想がターゲット

BLがいくら世間の表に出てきても、人権そのものはどうでもよく、
ただただ遊び心でLGBTを「眺める」風潮は文化じゃない

 元はBLだけどBLダメな中、原作に沿って良質なドラマを作れたのはやっぱりどうしても制作の繊細さと肖戦、シャオ・ジャンの演技力の抜群さにあるとしか言いようがない。

彼が創造した彼しか生み出せない魏無羨があったからこそ。

今回の若冲は、男だけど愛し合っているんだ!!という本気を演じる・見せるという
熱情にかけていて、ただ時流に乗って作っただけだった

七之助さんは明らかにもっと演技はうまいし、
瑛太も同様だ

それが2人とも、あまりにもためらっていて、
何か妙な恥じらいさえ感じてしまった

中途半端に時流に乗ろうというなら
BLGLLGBTなどを題材にしない方がいいと思う
それは社会の在り方や人権にも深くかかわるセンシティブな部分だからである(まだ今は)
やるなら本気で、そして何を言いたく何を伝えたいのかを
他の分野の作品より明確にしておかないと
下手をするとますます、偏見・誤解・差別・区別をうみだしてしまう

今のアジアのBL界隈は、そのことをもっと慎重に考えつつ
それでも作品を作るなら魂を込めて命をかけて作ってもらいたいです

 

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