狠殿下をシャオ・ジャン見たさに観たレビュー・感想

狼殿下~肖戦・シャオジャン見たさに観ました

 

★武侠ドラマから学ぶ中国武術・カンフー★
中国やアジア各国の武術・武侠ドラマからは、本格的な武術指導と俳優の努力により、リアルに役立つ武術や武術家の生き様、武術界や江湖の在り方、技や動作、老子や孔子などの義侠心を支える基本理念、陰陽五行など多くのことをビジュアルで学べます。カンフーを基礎でも応用でもまたプロフェッショナルアーティストでもやってっ観たいという方はぜひ、金庸作品を中心に、数多くの武侠ドラマを見てください。観て楽しんでいるだけでも、武術の学習や知識を得ることができます。特に当スタジオの生徒さんは、ドラマを侮らずじっくり見てみてね★

◇このドラマの武侠レベル:★★★
このドラマの武術パーセンテージ:★★★
このドラマの武術家知識:★★
このドラマの武術家の義侠心:★★★
このドラマの武術技レベルと多様性:★★★

陳情令で大人気、世界的な人気を集めて久しい肖戦(シャオ・ジャン)ですが、あまりにも人気がありすぎて
本人ではなく周囲の問題行動やネット内暴動、アンチとの喧嘩、BLの行きすぎ、そしてシャオ・ジャンが生活できないほどの追いかけっぷりにより、肖戦はなかなか表に出られなくなっています

表というのは正に彼の使命ともいえる、歴史ドラマでの活躍です
そして言葉通りに、家の外に出られないということです泣
ファンが押し寄せすぎてドアから出れないという極めて現実的な話・・

私自身の念願のシャオ・ジャン版金庸「令狐冲」をやる気配もありません

それでも大好きなシャオ・ジャンが出てくる時代劇を見たかったんです

内容、配役、正直どうでもよかった
シャオ・ジャンが元気にそしてより突出した俳優になって歴史ドラマを演じてくれさえいれば…

そんなわけでとうとうその機会が来ました
衛星劇場の「狼殿下」放送。

正直、主人公の誰も興味ありませんでした

実際にドラマ自体はありきたりのラブ史劇ドラマです
2人の男が1人の女を愛し取り合いながらも事件問題を解決していくというタイプ。
森の中で狼として育てられ人間性を失っていた男が、ある美しい女性と出会いその純粋さによって
人間的感性を取り戻し愛していく
そしてその狼は皇子だったという…

こういうのを見飽きてる人にとってはもう正直退屈なストーリー展開です

陳情令の前にあるいは陳情令と同時くらいに作られたもので、
シャオジャンの演技はまだどことなくぎこちなく見えるところもありますが、
その一方で陳情令とは違うマッスルな武術家の役なので、最初から武術シーンで登場しますし
大抵は武術シーンが出てきます

陳情令にはないキャラクターになっていますが、粗暴で孤独でやさしくて、強い男の中の男、
という役であることが、原作がBLである陳情令とはまったく違うカラーになって出ています
でも口ひげまで生やしているほど野暮でなくてもいいのに、とは思ったが

つまり役柄から言って野暮であまり綺麗なビジュアル存在とは言えません
でもそこを美しくできるのがシャオ・ジャンの才能です
彼は愛してもかなわない悲しい役。その悲しみ切なさを思い切り描いています
それは陳情令とは違った意味での悲しみですが、陳情令の魏無羨をするのに大いに役に立ったとも思えます

狼殿下で気づく、王一博(ワン・イーボー)の才能と存在感

このドラマで驚くのは、ドラマで出てくるシャオ・ジャンの役柄とは違った陳情令の魏無羨が、逆にここでいかに美しかったかがわかる、ということです。そしてその美しさを際立たせていたのは、相方となるワンイーボー、つまり藍忘機であるということです。常にウーシェンの隣にはワンジーがいました。陳情令だけ見ているとそれが普通になってしまいますが、彼がいないと、不思議なことにウーシェンの美しさが引き出されて来ないのです

それほど、王一博(ワンイーボー)もこのキャラクターを見事に演じ切り、美麗華麗な宗家の跡継ぎとしての貫禄と彼独自の繊細さを表現していたということでしょう。確かにこのドラマの中の王一博は美しい。美しいにつきます。

ワン・イーボーはもともと際立って美しい人ですが、その美を最大限活かしたのは彼自身であり、また演出チームの力だったでしょう。結局、どこまで行っても陳情令はドラマとしては傑作といえるわけです。

皮肉なことに、陳情令のブームがまだ続く中放送されたこのドラマは、陳情令の特にあの2人のビジュアルの美しさを強調させてしまっています。そして陳情令の中でウーシェンだけをクローズアップするより、ワンジーが傍らで常にきらめいていたからこそ、ウーシェンも輝いていたのだということが、改めてわかります

ある意味それは皮肉ですよね
他のドラマが他のドラマをより押してしまうことになるわけですから

シャオジャン見たさに観はじめたものの、肝心の彼はなかなかは出ない

早くシャオジャン出せ~といつも思ってて、出てこないとイライラして、
彼のかっこいい姿もっと見たかったです、もっと出して欲しかったです

しかし丁寧にこのドラマを見てみると、なかなか物語も面白く、ダレン・ワンも一生懸命
この狼という役を演じ切っていました

ダレンワンはもともと、かなりやんちゃです笑
ふざけるしおどけるし、ヒップホップ系な感じもあります
明るいタイプで、ピュアな肖戦とは気も合うようで仲良しショットは世界中にすでにでまわってます

そんなダレンワンなので、終始笑うこともなく無骨で厳しすぎる顔をした狼人間を演じるとなるとよほど自分とはかけ離れた非人間を作り上げる必要があったと思います

元狼ですから人間離れしたところや感情がないようなところ、獰猛で冷たいのですが、
その無感情さや冷たさ、人間性のなさをずっと演じ続けるのが大変だったと思います

ダレンワンは狼にも例えられていいほどの貫禄と、
表情ひとつ変えず険しい顔が険しい姿でいなければなりませんでしたが、それをやり遂げました

まあもちろん肖戦の方も、もともと格闘技系タイプの狡猾な俳優ではないので、美しい静かな演技の方が様になる人ですし、こちらも同じく無骨な役をするのは大変だったと思います。特に陳情令がほぼ同時期にやっているので、あの役とは随分かけ離れてますしね

おそらく最も切なく美しいであろうシャオ・ジャンお得意の詩情あふれるシーン

そしてヒロインのリーチンは、慶余年でも肖戦と共演しているので、もう勘弁してって感じですが、
ともかくも3人で絡み合いながらも問題を解決していく姿は、だんだんドラマとしても好きになってきました

もちろんやはり主人公はシャオ・ジャンでなければだめ!!とは思いますが、
それでも良い作品だと思います

まあ今の陳情令のブームの中では、観る人のお目当てはほぼ100%肖戦でしょう
なので、正直あまり期待するほど出てこないことはいっておきます

でも中国の歴史ドラマを楽しむエンタテインメントとしては
お勧めですしもちろん肖戦ファンにもお勧めします

 

 

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