空と風と翔ぶ龍~翔宇の中国武術日記について

世の中でもっとも柔らかいものが
世の中でもっとも堅いものを突き動かす

形なきものが
隙間のないところに入っていく

このことから
無益が有益であることを知った
不言の教えと
無益の益
世でそれに匹敵するものはない
―「老子」老子

 

今までずっと長い間
どうやって中国武術を伝えるか?
について悩んできました

参考になりそうな武術関係のブログやサイトも読んでみました

でも、もともと身体を使い身体によってしか体感・体得・体験しえない
中国武術は、どうやっても文章で説明したりその面白さ・ダイナミックさ・いかに心身
にいいかなどを伝えることは不可能だと痛感しました

つくづく、やはりそれを文章・小説によっていかんなく伝えきった金庸は天才だと思います

武術関係のサイトも、武術に限らずどんなパフォーミングアーツにも共通するのですが
やはり通り一遍の武道武術知識・稽古日記みたいなものか、ものすごく専門的か、
本気で大会に勝つためのガチのガチ道場紹介ブログみたいなものが多く感じました

カンフー・中国武術についての情報はいまや世界中あふれています
特に西洋で人気が出てきているので本も沢山ある
私が書かなくても情報自体はあるんです

でも、その情報自体が音として色として心に響いていかないんです
心が魅了されなければ当然、そこに長々と知識が書かれていても、頭に入ってこない
だから、おそらくブログ読んでもカンフーやってみたい!!と本気で思う人は
少ないのではないかと思います

何か文章で伝える中に音や色や動きや詩がないというか、
心に響く、心に打ち付けらるような
「武術のサイト」というのは現時点で見つけていません

私は
やさしく
分かりやすく
美しく
繊細な表現で
読みやすく
詩のように物語のように

カンフーを伝えたいとずっと思ってきました
蓮の花が咲くように

でもそれがいかに難しいかを今でも痛感しています

 

また一般に武術家の傾向として、
ツイッターなどのSNSでやや堅苦しく
武道・武術たるものこうでなくてはいかん、みたいなものをつぶやくのが好きな方は多いです

「武術の心得」「武術(あるいは武道)をするならこうあれ弟子よ」みたいな、 ほとんど半分説教のようで、 特に日本の武道をやってる人にそういう傾向が強いです

そんなんじゃない
人々が求めているのはそんなんじゃない
それでは返って避けられてしまう
魅力も伝わらない
夢がないし、柔らかさや色彩がない
武術・武道はただ難しい技をひたすらやり、ただ強くなり、ただ武士みたいに偉そうに
していることではない!

はっきりさせたい、なぜ武道武術の人達はあんなに理屈っぽく、説教くさく
そして威張って偉そうにしているのか?
自分を鏡で見てごらんなさいよ
すごく心身がガチガチになっているわよ
どんなに強くてもそれじゃ誰も寄ってこないわよ

武術は古代、舞踊とも1つであり、戦うだけでなくアートでもあり健身法でもありました
武術は、もっと柔軟で美しく、詩のようなものだと私は思っています

私はもっと楽しく美しい武術の姿をありありと伝えたいと思いました

そして中国美術が持つ 叡智そのままを伝えたいと思いました。
中国武術はまさに 人間が健康に強くよりよく生きていくための知恵なのです、叡智なのです
その総合アートであり、本当に奥深く中身はただプロレスみたいに戦うことではなく、
ボディ・マインド・スピリットが輝くための様々な技術と知恵の結晶なのです

 

だけど・・・

この偉大なる技術は実際に実践し、 ひとつひとつ経験していくことによってしか、

本当には分かりません。

だから私がここでどんなに熱弁しても、ただのカンフーオタクとか中国武術に入れ込みすぎとか、どっかの学校のまわし者かとか 、 中国武術オタク変人扱いされることも、悲しいですがあります

でも 大袈裟ではなく、中国武術は本当に

身体

の健康に いいものです

 

その素晴らしさを実感するためには、どうにかこうにかしてそれを体験してみなければわかりません

皆さんに体験し、やがて自分のものとしていただくために、ブログで紹介しようとしてきましたが
それでも実際にやることに比べれば圧倒的に情報が少なくなるのが現状です

まず私の所属する武術学院 の情報や動画 写真などは 海外のものであると言う検閲もあって
載せるに難しいですし、 では本に書いてある通りのことを 紹介するだけでは
沢山ある本やブログがすでにやっていらっしゃること。

 

そこで私は中国ドラマを題材に中国武術を伝えるということをしてきました
中国ドラマは本当にいい教科書になります
楽しみながら、文化背景や服装、動きや技、雰囲気など多くのことをビジュアルで
学べるからです。皆さんの中でもドラマをみて武術カッコいいな、やってみたいなと思ったことが
ある方は少なくないと思います

これからも、中国ドラマを通して武術紹介、ということはしていきたいです

しかしそれでも、ブログだけでカンフーの 素晴らしさや 躍動感 ダイナミズム 多様性 神秘 を、感動を、伝えるにはまだまだ程遠いのです。それほど、中国武術が奥深く流派も技も多種多様なものだと言えると思います。

とにかく、武術学院のアンバサダーにまでなったはいいものの、
アンバサダーとして全然武術を伝えることまで行けていませんし、
武当独自の秘伝もある中どこまで伝えていいのかも、その境界線が正直まだ見えていません

だから中国武術を伝える,その楽しさ喜び多様性を伝える、
その的確な方法はまだ見つかっていませんが、

悩んだ末、一つの試みとして
カナダ留学時代に出会った多くの武術仲間との
交流・友情・学び。そのほかいろいろな体験を日記形式で書くことで
武術に生きる若者の姿を浮き彫りにし、武術について伝えていければと
思いました

よって

今回このブログでは、
中国武術の様々な知識や技や動きを、
私の留学時代の友人でありかつ
武術仲間でもある、

ランドスケープデザイナー沖田勝美。
そしてその仲間たちのカナダ留学時代を題材に、その頃の彼ら目線から書いてみたいと思います

中国武術とは?
三代名門武当派とは?
三教とは?
道家とは?
道術とは?
仙術・仙師とは?
それらを形作る土台となる文化とは?
武術家の悲哀や喜びとは?
江湖・武林とは?
などなど。

私よりも彼らの方がずっと詳しくまたずっと躍動感に満ちた 方法で カンフーの素晴らしさを教えてくれるでしょう 。

彼らこそ、武術を伝えていくのにぴったりな仲間たち。
私はその中でも、天才武術家である翔宇と、
日本人留学生でデザイナー兼武術の 門下生である沖田勝美のカナダ奮闘記を軸に、

中国武術・ BODY MOVEMENT ・ 国際交流 ・ 外国や日本の文化 を少しでも書くことができれば、と思い彼の奮闘日記を 通じてカンフーを伝え るべく 彼らの日記を ここに書くことにしました

もちろん 相変わらず 二次元の文章でしかそれはお伝えできませんが それでも 彼らの 武術に対する愛をもとに、 ここでは彼ら そのまた彼ら同士の国際交流を通して、 カンフー中国武術だけではなく 、

広く様々な世界の武術家 武術を取り巻く文化 、そこから見えてくる私たち日本人の文化についても書いてみたいと思います

なぜなら、中国武術と出会うことによって、しばしば私たちは日本の文化にも出会うのです
それほど、特に古代の宋や唐において日本は中国文化に影響されてきました
中国武術をやるということは、古代の中国文化や知恵を身につけることでもあり、
それに影響された古代からの伝統的な日本文化をも学ぶ機会を与えてくれるのです

 

よってこのブログは私自身の経験知識感想を書いた普通の記事と、
彼ら若き留学生武術家の物語、同時並行で書いていきます
彼らの生き方を通して、それをより詩的に立体的に伝えていけたらと思っています

次回は、そのメンバーをご紹介します

 

 

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